流通業診断が終わりました。前回の記事では流通業経営診断で僕が感じたことをアップしました。 今回は「流通業経営診断とは、そもそも何か?」についてご紹介します。
流通業経営診断とはなにか?
ざっくり流通業について、実地調査→分析→報告書執筆→診断報告をすること。単位修得に必要な時間数は66時間。城西国際大学大学院の養成課程の場合、1年目の8月に1ヶ月間みっちり行う。ここが一つのヤマとなる。終われば夏休み。気合いを入れていきましょう。
実地調査
我々が調査で行ったのは、社長インタビュー、CS(顧客)アンケート、ES(従業員)アンケート、競合調査など。
社長からはこういうことが知りたいと事前に要望があった。要望からは逸れないようにする。ただし、診断士は医者である。患者が風邪だと言って病院に来たとしても、実際には、他の原因があるかもしれない。常に真の原因は何かを意識すること。これは講師の伊藤先生からのアドバイス。
分析
分析はチームで行う。ちなみに、城西国際大学大学院の3期生は6人で1チーム。調査結果をフレームワークに当てはめたり、さまざまな角度からディスカッションを行う。学校ではもちろんのこと、調査を行ったその足でルノアールの貸し会議室を借りて会議を行った日もある。情報は鮮度が大事。
我々は定番のSWOT分析を使って強み、弱み、機会、脅威を整理した。外部環境分析は、オープンデータも使う。以外と社長の知らないことも多く、それだけでも結構ウけた。
報告書執筆
分析で方向性を定めたら、各担当に分かれて執筆を行う。ちなみに僕の担当は店舗・施設管理だった。この段階にきたらひたすらゴリゴリ書く。
各自が書いてきたら、最終の読み合わせを行いマージする。このマージ作業が初めてと言うこともあり、結構苦労した。
データが完成したらプリントアウトして製本する。今回はキンコーズでシュア製本を行った。
診断報告
社長に報告を行う。一ヶ月の苦労が報われる時。スライドを作成して発表することもあるらしいけれど、今回は報告書に沿って発表を行った。時間は1人10分×6人で、だいたい60分ほど。僕たちはちょっとオーバーして80分程度。社長からフィードバックをいただいたりとで、全部で2時間ほどで終了。
報告が終わったら、大学に戻って反省&打ち上げ。ノンアルコールビールがうまい!※僕は下戸
流通業経営診断とはこんな感じ。イメージいただけましたでしょうか?少しでもイメージをつかんでいただければ幸い。